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道の先…

第8章 宿泊研修と阿南まゆ

「うわ、またやってるよ阿南まゆ…」

同じ部屋の子達もいつの間にか一緒に見ていたらしい。

「本当、内田のこと大好きだよね…」

「内田ひいてんじゃん!みずか助けに行ってあげなよ〜」

去年も今年も同じクラスになった柏木なぎさが言う。

「えー!?なんでわたし??」

嫌そうに見せるが実は心の中はとっても嬉しかった。

阿南まゆの長ったらしい話に飽きていたのか、内田先生は苦笑い。

そこでなぎさが

「内田先生〜!」

その声に気づき、安心した顔でこっちの方に先生がきた。

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