テキストサイズ

風景画

第3章  七夜月




つゆ寒の傘のうち

心にしまったあなたの言葉が

暖かなさざ波のように

私を包む



降りかかる雨音は

耳に届かず

肩を濡らす雫も知らず



あなたを想い歩く道は

ただ

柔らかなぬくもりの時・・・








(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ