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風景画

第5章  七夜月 ②




梅雨の晴れ間

高い空に雲はなく

肌を灼く日差しをのがれ

木陰に憩う



涼風に吹かれながら

紫に一面染まるという

北の丘に思いを馳せる



目を閉じると

風に揺らぐラベンダー…

あの人の面影を重ねながら

真昼の夢に酔ってゆく







(了)


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