何度でも、君を。
第2章 しつこい奴。
〔小山 紗羅→リレー〕
あ゙ぁ!?
なんぢゃごるぁ?!
ちょ………
ちょい待て!!!!!!'
どうしちゃったこれ?!!
うちはすかさず学級委員に言った。
「…あの、神田さん?」
「はい。」
「…なんで私がリレーに…。」
「あー。みなさんが賛成して下さったので」
そんな可愛い笑顔でいわないで!!
「あの…でも私、走るのおそ……。」
「…だめですか?」
「え。」
神田さんの目はうっすら涙があった。
まじかよ…。
「…いや、だめってわけでは……。」
「…やっと…決まったんです。グスッ…誰も…私の話聞いてくれなかったから……。」
…(泣)
神田さん、泣きたいのはこっち(;∇;)
こうしてうちは、結局リレーを引き受ける事になった。