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初恋

第4章 最後の時間


そして帰ろうとしたとき。

「美加。」

ギュ

強く抱きしめられた。
それわまるで行かないでと
言わんばかりの力だった。

「え、英太?」

困った私は英太の顔を見た。
そこには涙がこぼれていた

「英太?どうしたの?」

「こんな俺の事好きになってくれてありがとう。」

「何言ってんの!当たり前でしょ♪ 急にそんな。 あたしも英太が大好きだよ!」
英太は切ない笑顔を見せた。

私たちが話したのは
それが最後だった

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