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好きなんだよ。

第6章 ファースト。

梨花side

和の言葉が頭に過る。

『幼馴染っていう肩書き、いい加減捨てたらどうです?』

なんて、言われたっけ。
あの言葉の意味を私なりに考えたけど
どうも、答えが見えない。
何て思ってる時に

「こんな夜中になにしてるんですか?」

その言葉は、何人も何十人も堕としているような笑顔で話しかけて来て。



それが、和で。

正直会いたくなかった。
買い物を口実にその場を去って行った私。

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