テキストサイズ

好きなんだよ。

第7章 すれ違い。

翔side

忘れ物したって言うのはあながち本当で。
俺もパーカー持ってこようってなった訳。
梨花のパーカーを見ていながら思った。
でも、そのパーカーの先には紐の解けた水着。

俺は、逃げるように走って行ってしまったと思う。

パーカーを取りに行き、戻る。



梨花「早く結べよ〜」

和「うるせぇ」

梨花「早くしろよ〜」

和「…って怖い怖い。
忘れ物した人が戻ってきて、睨んでますよ」

梨花「えっ…?

あ、翔さん!」


笑顔で手を振る梨花。
その首元に伸びた二宮の手。


おい。
俺、妬いてんのかな


翔「2人でなにやってんのww」

分かっているが、確認してしまう。

梨花「和に紐をm…「見ての通り、水着の紐を縛ってあげてるんですけど?」

Q:今の感情を簡潔に表せ。

A:二宮が少し邪魔。
少しどころじゃない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ