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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第20章 愛を叫べ【翔】

どこですれ違ったのか。

いつからすれ違ったのか。

見ていた夢は同じだったはず。

なのになんで。

彼女は待てなかった。

俺は間に合わなかった。

どちらが悪い訳じゃないけど。

二人の運命は重なることはなかった。


彼女の手は、離れて行った。

俺がしっかりつかんでおかなかったから。

二人は、別々の道を歩みだした。

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