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純潔のユリ華

第1章 第一話

今朝も寮からの目覚めは快適だった

ー時計 朝10時30分ー

「ふわぁ…おはようユリカ!」
そう話しかけてくれたのは同じ部屋の
“親友” 如月 レイユ だ。

「おはよう!麗雪♪」

→回想 私達が産まれ親許にいた3年間

「お初に御目にかかります、こんにちは
桜木 朱色 と申します」
「はい、はい、責任をもってお預かりさせて頂きます。では!」
「サクラギさん、お世話になります。」

私が3歳になったとき、私達女の子は
“白ユリの世界”へ行く。
いばらの世界から運命の人を見つけるまで。
私達の純潔を守るために

白ユリ=純潔…。これが花園で暮らすただひとつの掟。

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