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EIGHT's

第1章 横山 × 錦戸

錦戸side



あれから合流して約2時間。
俺らが付き合ってることさえ知らない
大倉はベロベロに酔っ払って、
すばるくんはたまーにたまーに
ちょっかいかけてくるけど、
それでも大倉は気付かなくて。笑


赤「よし、俺大倉送ってくわ。」


机に突っ伏して寝ている大倉を
起き上がらせながらすばるくんが言う。


黒「俺も付き合うで?」


横山くんも立ち上がった。
でもすばるくんは笑って、


赤「まあまあまあ、ええから。
ごちそうさまでした!」


そう言い大倉を強引に立たせて出ていく。
そして店内に残った俺ら2人は、
やっぱり途端に静かになる。

何か言わなあかんな、と
口を開こうとした瞬間。


黒「俺らも帰ろか。」


そう言って立ち上がり、
俺が止める間もなくお金を払う。


黄「ちょ、待ってぇや。」

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