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ぼくの好きな人

第1章 おうちでーと

「お、やっと来た」

お兄ちゃんがいたのはぼくのへやだった

「ほら、突っ立ってないでここ座れよ」

そう言って指したのはお兄ちゃんの足の間

ぽすっ

「...? なんで機嫌悪いんだ?」

「だって、お兄ちゃんがぎゅーってしちゃダメっていうから...」

「それは理性がもたな...」

「え...?」

「いえ、なんでもないデス。
...別に、嫌じゃないから」

「じゃあ、ぎゅーってしてもいい?」

「ああ」

「やったぁ♪」

ぎゅうっ

「って、今かよ」

とかいいつつも、ぎゅーってしてくれる

「お兄ちゃん、大好き...」

びくっ

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