テキストサイズ

未知夢

第16章 変貌

 朝8時に起きた繁は、真っ先にパソコンを起動させる。

 昨日見た、あの奇怪な文章が気になり、もう一度読もうとした。


 だが……。


 画面に映し出されたのは、とんでもない文章だった。







→あなたがコレをなんど見ても同じ。


 この世界には……滝繁は1人だけ←









「なに!?」


 自分の名前が出た。


 背筋に冷たい空気が流れ、鳥肌が立つ。


 どこかで見ているのか? チャットが働いている?


「クソッ!」


 繁は訳がわからずその店を出ることにした。


「俺、何かに監視されてる? まさかな……なんか気持ち悪い」


 個室の中で立ち上がって、パソコンに向かって独り言も気持ち悪いとも思った。


 立ち上がった瞬間、頭がボォーッとする。


「ここはダメだ……場所変えよう」


 ネットカフェのレジに向かう。


 会計を済ませると、一人の店員がやたらとこっちを見ている。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ