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未知夢

第7章 誤認

 その場から離れようとした瞬間、その男と目が合った。


 向こうからは鏡にしか見えてないのだが、こちらを睨んでるように見えた。


(なぜ、森屋を殺したんだ……まあ、気にくわないやつだったからちょっとスッキリしたがな……)


 同じ指紋を持つ同士がほぼ、同時刻に森屋の家に行った。


 本当にただの偶然なんだろうか……。


 繁はもう1つ思った。


(えっ!? でも、ほんまに帰っていいの? いろんな裏付けとかしなくていいのか? 犯人わかったら、もうええの? この警察、ええ加減やなぁ……)










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