未知夢
第8章 時間
フラフラと繁は、ただ歩き廻った。
さっきの公園に向かった。近所の酒屋でビールを買い、タコ焼きを肴に公園で一人、祝釈放会をした。
だが、なんとなくおかしい事にも気が付いた。
自分の携帯電話がつながらないのだ。なぜか、ずっと圏外のままだ。
最後に電話が繋がったのが数時間前にバイト先に電話したときのみ。
それどころか、もっと早くに気が付くべきことがあった。
町の様子が変わっていた。
何年か前に閉店した喫茶店や小さなブティックが、また経営している。
「ちょっと待ってよ……あれ、また再開したのか? いやいや、建物も取り壊して有料駐車場になってたはず」
繁は記憶の糸をたどるが、どうも答えに行き着かない。
タコ焼きのパックを捨てにくずかごに向かうと、中に新聞紙が捨てられていた。
さっきの公園に向かった。近所の酒屋でビールを買い、タコ焼きを肴に公園で一人、祝釈放会をした。
だが、なんとなくおかしい事にも気が付いた。
自分の携帯電話がつながらないのだ。なぜか、ずっと圏外のままだ。
最後に電話が繋がったのが数時間前にバイト先に電話したときのみ。
それどころか、もっと早くに気が付くべきことがあった。
町の様子が変わっていた。
何年か前に閉店した喫茶店や小さなブティックが、また経営している。
「ちょっと待ってよ……あれ、また再開したのか? いやいや、建物も取り壊して有料駐車場になってたはず」
繁は記憶の糸をたどるが、どうも答えに行き着かない。
タコ焼きのパックを捨てにくずかごに向かうと、中に新聞紙が捨てられていた。
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