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Secret★Life

第3章 落とし穴

確かに俺は、一人が好きさ。


けど、息子をここまで放っておく親も親だ!




だったら、いっそのことこの家を出たほうがいいと俺は思うんだ。




どうせここにいても家を出ても、一緒なんだから。






そんなことを色々考えながら、重い扉を開けた。




「……うーっす」

教室に入ると。


さっきまで楽しそうに話してたみんなが、ピタッと止まり。


俺の方へ視線が集中する。

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