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Secret★Life

第2章 幼なじみ

「もういい。私先に行くから。誠なんか、遅刻しちゃえばいいのよ!!」

愛羅がくるりと背を向けて、出て行こうとする。




「あ、おい!待てよ!」
俺はとっさに愛羅の手を掴んだ。 


でも愛羅は、その手を振り払った。




「放して!私のことはもう放っておいて!」

そう言って、愛羅は行ってしまった。




あークソ。


イライラする。


意味わかんねえ……。


ガシガシと頭を掻いて、俺はその場に座り込んだ。

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