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秘密のaco。トーーーーーク

第3章 エナジードリンク的な

憧れの先輩。
ってやつはいくつになってもどんな環境にいても私はその憧れの先輩を作ってしまう。

そしてたまに気になる人を意図的に憧れの先輩の立ち位置に引っ張ってきて、頑張らない言い訳を作ったりする。
学生時代に挨拶しただけで
きゃっ挨拶しちゃった、
と盛り上がるあの感じ。

少し話しただけでそれをネタに
女友達に小一時間ほど延々と憧れの先輩について演説並みに力説する。

けど大体同んなじ事繰り返して話してる。それをあーでもない、こーでもないって話し合ってる時間を私は心底楽しんでいる。むしろこれがガールズトークの醍醐味だと思う。

憧れの先輩。っていう存在に萌えてる部分も大いにある。てゆうか多分きっとそれ半分以上。

憧れ、って自分の理想をそのまま押し付けてる事があるから、もし、その先輩が理想とかけ離れた言動をしたら私は一瞬で冷めてしまう。
もう本当に些細な事でも他人からしたらどうでもいい事でも私からしたら、それをやられただけでもう憧れの対象ではなくなってしまうんだ。

本当に自分でも些細過ぎるって思うんだけど、絵文字を多用(一通に3.4個入ってるともうダメ)されるとゾッとしてしまう。なんでだろう…

絵文字なしだから好意を持つか?、
と聞かれればそれは違う。

絵文字を使っても冷めない人もいる。

やっぱりそれは私の想像と理想の範囲内にその人が当てはまっているからだと思う。

とまぁ長々と書いてきたけど、実際今の私は憧れの先輩。っていう立ち位置に引っ張ってきた人がいる。

そして連絡先も一切知らないし、
彼女がいるのか、結婚してるのか、
も知らない。そして知ろうとも思わない。

今回ばかりは出来ればこのままずっと憧れであってほしいと願うから。

淡い期待を抱き続けたいから。
夢見心地で過ごさせて欲しいから。


よく友達に言われるのは、
彼女いるか聞けばいいじゃん!って

みんな他人事だと思って簡単に言うけど
目の前にすると聞けない、シャイだもん。笑
そうゆう私も友達にはすぐ、
聞きなよ!と進めるタイプ…苦笑



憧れの先輩。って言うのは私にとって、
レッドブルとかモンスターとか栄養ドリンク的な役割を担っている。

飲んだら気分的にテンションが上がるように、ちょっと見かけただけでテンションが上がる。


私にしか効かない特別ドリンク。



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