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sugar-holic

第7章 何なの!?

クローゼットから着替えを出して、シャワーを浴びに行く。

昨日、お風呂入ってない…よね?

鏡に写る自分を見て、うわ、と呻いた。

化粧したまんまじゃん。肌荒れしそう…。

ふう、とため息をついて、シャワーを浴びる。

おかしいよね。

化粧も落とさず、服も放り投げて寝ちゃうなんて。

昨日、そんなに飲んでないはずなのにな。

…あれ?

昨日も、同じこと考えた…?

記憶のどこかに引っ掛かった。

でも駄目。

すぐにほどけて、何が引っ掛かったのかすらあやふやになる。

「何だろ?」

シャワーを浴びながらずっと考えたけど、何も出てこなくて。

釈然としないまま、部屋に戻った。

ふう…。とりあえず、何か飲もう。

台所に行き、冷蔵庫を開ける。

「ビールにミネラルウォーターにヨーグルト、か」

『じゃあビールで』

「え?」

誰かの声がした…ような気がした。

振り返っても誰もいない。

当然よね。私、一人だもん。

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