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sugar-holic

第7章 何なの!?

部屋着に着替えて、一息つく。

ポットでお湯を沸かす間、ソファーに座った。

はぁ…。今日は疲れたなぁ…。

肉体的疲労より、精神的疲労の方が体に残る気がする。

「あーあ」

そのまま横に体を倒し、ソファーに寝転がった。

一人で使うには大きいサイズだけど、こうやって寝そべるには丁度いい。

体の向きを変えて、天井を見上げた。

『何?ベットがいい?』

「はぁあ?」

急いで起き上がり、周りを見渡しても当然の如く誰もいない。

何?今の!

昨日から、突然誰かの声がする…ような気がする。

霊感なんかないし!!

…ってことは。

忘れてる記憶の一部、なんだろうか?

「まさか」

自分の考えを即座に否定する。

だって、認めたら…。

とんでもないことになりそうだから。

「気のせいだよ!!絶対そう!」

ポットがお湯が沸いたことを知らせるメロディを奏でた。

「お湯が沸いた。何飲もうかなー」

頭の隅に疑問を追いやって、とにかく目の前のご飯の事だけ考えた。


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