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cartoon association 3

第1章 Monday

3人で喉を潤してから中丸の部屋に行く。

「どう?少しは落ち着いた?」

「うん。」

「こないだ夢の話したばっかりだったから思い出しやすかったのかもしれないな。」

そう言って俺の頭を優しくなでる。

「ゆっくり休めよ。」

「ありがとう。」

その言葉に甘えて布団にもぐる。

けど、頭から声は消えない。

なんで俺だけ・・・

赤西も、田口も、聖も、上田も、こんな夢見たことないっていう。

俺の力が危険だから?

この力があるから?

この力のせいでこんなに苦しまなきゃいけないなら、こんな力いらないのに。

何度も何度もそう思った。

でも、俺の力を必要としてくれる人もいるから、今は仕方ないのかもしれない、って思える。

俺がするべきことはこの夢を現実にしないこと。

そして、必ずメンバーを守ること。

そのためにならこの力を使ってもいい。

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