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cartoon association 3

第2章 Tuesday

「久遠の紹介です。」

「どうぞ。」

これ以上は言わなくても通してもらえる。

これが特権。

「どうも。」

通された面会室のガラス越しには頭にハテナマークの浮かんだ相手がいる。

まあ、俺も正体がばれないようにキャップは深くかぶってるし、髪の毛にはヘアチョークでメッシュ入れてるし、頬に傷のメイクいれてるし。

怪しいのかもしれない。

でも、こうやって変なインパクトを残す方が後で違う格好のときに会ってもまあ、ばれないの。

仕事のときの正装ってやつ?

「あの・・・」

すっごい挙動不審。

そんなビビらなくてもいいんじゃね?って思うんだけど・・・。

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