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cartoon association 3

第2章 Tuesday

「あなたはここへは来たことはないのですか?」

「はい。担当が違ったので。」

担当。

じゃあ、ここの担当のやつらもいて、そいつらを俺は捕まえれていない可能性があるってことか。

「ここはあの施設と同じくらいの時期から運営されてて、担当発表があったんです。でも、数年前に実験体が脱走したらしい、って噂が流れて。」

「具体的な実験内容は一緒ですか?」

「そこまではちょっと・・・。担当外には極秘のプロジェクトだったので。」

「そうですか。ありがとうございました。」

たった数分間だけど、これはすごい情報が得られたかもしれない。

あの5人の会話の内容と今の話を簡単に合わせると、あの5人が施設から脱走した実験体。

そして、そこから脱走することに成功し、五星組として活動を開始。

そして今回の依頼のためにまたあの場所へ戻った・・・。

よく戻ろうと思えたな・・・。

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