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狸小噺

第10章 知立で八つ橋

GWのラストは知立に歩きに行った。

知立といえば大あんまきだよね。
ところが知立で八つ橋なんです。
?って人が多いかな・・

知立の無量寺で4月下旬から5月中旬までかきつばた祭りを開催していて、かきつばた祭り限定商品等を出店しに、京都で一番の老舗の八つ橋屋さんが出店をしにくるんです。

かきつばた限定の他にもいろんな八つ橋がある。しばらく京都行ってないけど、八つ橋ってすごいバリエーション増えたよね。

ミニサイズなので1袋250円と安い。

GWは知立に行って大あんまきと八つ橋を楽しむのもありだよね。
見所は他にもあるからプチ大人の修学旅行気分。

ところで、なぜ知立で八つ橋かと言うと、八つ橋の元ネタの三河八つ橋の舞台が多分知立だから。

昔、女一人で幼い子供2人を育てている人がいて、その子供が川向こうに働いている母親に会おうと川を渡ろうとしたら流されて命を落としてしまった。

川に橋があればと嘆く母親の夢枕にお坊さんが現れて、材木を用意するから子供の供養に橋を作りなさいと告げた。

翌朝母親が川に行ってみると八枚の材木があり、それを互い違いに組んで橋を作ったんだ。

知立を歩いてて思ったけど、このお坊さんは多分弘法様だ。知立にも弘法様ゆかりの場所が多いから。

時は流れて江戸時代。
この話に感銘を受けた京都の西尾さんというお菓子屋さんが、橋をイメージして作った菓子が八つ橋の始まり。

そう、京都で一番の老舗は西尾八つ橋店なんだ。

八つ橋の由来の豆知識もプチっと披露して、久しぶりに小噺的なものが書けたね。

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