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誰かお願いつかまえて

第7章 家庭崩壊……?




「…!川端、おつかれ」

岡崎さんが唐突にそう言うから顔をそちらに向けようと思ったんだけど…


『…んぅ!』

(…ちょっと!!岡崎さん!)


岡崎さんに背中に腕を回されて密着させられた…!
これでは川端の方を向けないし…


両手で離れようとするも、ガッチリ包囲されているから抜け出せない……



「咲坂さんのとこ、大変だったろう?」


たぶんニコニコして言ってる岡崎さん。


ていうか、いい加減離してくれないとみんな見てるよ!!…たぶん。





「…っ!」


瞬間私は誰かに思いっきり腕を引かれた。




『いっ!!』

(痛い!!ものすごい力なんだけど!)

イスから無理やり立たされて、引っぱられる。


『いった……ちょっと、川端!?』




腕を掴んだままどこかに進んでいく。




(なんなの!?怒ってるの!?なんで!?)









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