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先生…お願い。早く治して・・・

第6章 運命を変えた事故

きっと病室を抜け出したんだ。

もう少し…

もう少しで追いつく…

『………。。待って〜』

泣いている彼にその声は届かない。

あと少し…。

あと少し…。

という所で、男の子は突然道路に飛び出した。


目の前には工事車両のトラックが…

私は躊躇もなく道路に飛び込んだ。






キーーーーーーーーッ!!!!




トラックのブレーキ音が響きわたる…。

と同時に、私は男の子を抱え込むとそのまま道路脇に飛び込んだ。


ドンっ!!!っと、2人分の重さでコンクリートに打ち付けられ、その衝撃で私は一瞬記憶と意識を失った・・・。




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