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先生…お願い。早く治して・・・

第25章 高梨の診察室、そして頑張ったご褒美…


石川は疲れて眠る綾の横で、カルテの整理をしていた。


『ん…んんっ……。』


夜中の12時を回った頃、綾は目を覚ました



「目、覚めたかい?」



『私………』



「よく頑張ったね。」


石川は椅子に座ったまま、まだ寝ぼけ眼の綾に優しく語りかける


「ごめんな…。辛い思いさせて。」



『んっ…んっ………っ』


安堵感から涙が溢れた



「大丈夫、泣かなくていいよ。」

石川は綾の頭を優しく撫でる

「今日は先生ずっと側にいるから、安心して寝なさい」



『…ぅん…。』


綾は深い眠りについた









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