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FUTURE★DIARY〜未来日記〜

第2章 地獄日々

「ただいま……」

誰もいないって分かってるのに、つい声を出してしまう。



私の声に誰でもいいから、応えて欲しかったのかもしれない……。



ふと電話機に目を向けると、留守電が何件か入ってるのに気付く。



私はその留守電を一切確認することなく、全て削除する。



はあ……今日もか……。



毎日のように何件も掛かってくる無言電話。



留守電も今日に始まったことではない。

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