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後日

「とりあえず作詞、メロディーは絵里に任せてそれなりのデモは出来ました。経験がないのでイマイチかもしれませんが…。」
今日は先輩方に披露する日だ。
暗号の入れ方もいいはず。少しだけ僕の気持ちを入れたことは誰にも言えない。でもその方がリアルな感情が伝わると思ってナイスアイデアだと僕は思っている。
「うーん、暗号が見当たらんなぁ…うちが絶対に一番に解くんやからな！」
「実は私が一番に見たんですけどまだ解読できてなくて…」
僕の小説を読んでくれている作者はこんな風に探すのだろうか。そう考えると少し嬉しい。毎度悩む暗号にこれだけ頭を使ってくれるんだ。
また作成に力が入る。
「ある意味小説の新作だねぇ〜♪新作楽しみにしてたから嬉しいよ〜♪」
「今回は坂上先輩をメインに、鈴木先輩にはコーラスに入ってもらって…デモはDJ入れるとこだけなのでドラムとベースはメモ通り、ギターは一度演奏を聴かせてください。」
僕は自信有り気に歌詞の書かれた紙をみなさんに配った。