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超ROCK(笑)!!

第1章 フレット1 うちらが音楽に出会ったきっかけ

父さんが両手に担いだのは赤色のエレキギターと黄色のエレキギター。ボディーに星のシールがついていた。
「「かっ、かっこいいぃぃぃぃ!!!!」」
二人して声をあげる。
「聖蘭の父ちゃんありがとう!俺めっちゃ練習する!」
「うん、気に入った。」
「バンド組むんだったら、ボーカルどうするんですか〜?」
さすがにはいはいはいはいと連呼も出来ずみんなで黙り込む。
「あっ、あの!聖蘭ちゃんがいいと思います!前に歌ったときとってもお上手でしたもん!」
「うちぃ!?まぁやってもええけどその代わり透真もな!」
透真がはぁ!?と叫んばかり。
「じゃあリーダーは、最年長の僕がやります〜」
ワイワイガヤガヤが止まらない。
これが私達が音楽を始めたきっかけや。
みんなで中学に入ってからはしばらくカバーをして、私たちが目指し始めたのは、

「こんなにかっこよく弾けるのうちらだけや!」

そう、自分達らしい音楽の現実化だった。

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