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愛してるって伝えたい

第1章 寂しさを消すために


池田くんは王子様。


薔薇の花束を持って甘い言葉を囁いても、誰も不快にならないと思う。


大学時代から仲良くしている医者の男友人との話を思い出す。



「30過ぎたら、女性は男のどこに魅力を感じると思う?」



「 ん〜経済力?」




「まぁそれもだろうけどさ。



声 らしいよ。」




「え〜?声?」



「うん。身体に響く声ってあるらしいよ」





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