テキストサイズ

愛してるって伝えたい

第7章 大事な人


絶頂を迎えた池田くんと私は、ベッドで抱き合い、また何度もキスをした。


お互いの顔を見つめあって、笑いあった。



幸せな時間。




「よいしょ…そろそろ帰らなきゃ…」



池田くんが起き上がる。



泊まれると思っていた私は驚く。


「えっ、帰るの?!」




「うん、今日、彼女がうちで待ってるから…」




息が止まった。



そうだよ…この人には…




婚約者が



いるんだよ…。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ