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愛してるって伝えたい

第8章 ふたり



「今日は少し時間あるから…話そうか。」



スーツをハンガーにかけながら、池田くんが呟く。




「話…?」





「うん。俺、黒崎さんのこと何も知らないよね。



黒崎さんも俺のこと知らないでしょ?」



「ん…たしかに殆ど何も知らない…」




池田くんの提案に私は戸惑う。一体どうしたんだろう。




「池田くん、何かあったの?」



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