テキストサイズ

ねがい*ごと

第4章 優矢の想い


そろそろ寝ようとする前、私はリビングのローテーブルを壁際に寄せた。


部屋の真ん中を遊びやすいように広くあける。
そこに赤いボールを置いた。


そして明かりはつけたままにし、私は寝室へ行った。

ーーーー

どのくらいたっただろう。


ポン、ポンッ…ポン!


パタパタ、パタパタ…


『ふふふ…きゃぁ〜ふふっ』

はっ!


私は目覚めた。


遊んでる…。
少女が、ボールで遊んでる!!
私は興奮してドキドキした。


さまよえる

小さな可愛い幽霊が

また

今夜もやって来ていた……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ