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俺氏、捨て子を拾いました

第2章 もはや非日常




「辰海さん、どこに行くんですか?」


 俺とふたばちゃんは、今現在さっきの部屋を出て、路上を歩いている真っ最中だ。



「まさか、本当にさっき言った施設の人を……!?」


「んなわけないでしょ。正直その発言したやつには俺の卑奥義、座薬5千本の刑に処すつもりだけど、俺も大人だ。争いは好まん」


 秘密と卑劣を掛けるとか我ながら上手いな。山田くーん座蒲団20枚もってきて。


「じゃあ尚更どこに行くんですか? もしかして……警察」



「どんだけ俺の人間性を疑ってるんだよ。そろそろ泣くよ? 女の子に泣かされましたーって警察に泣きつくよ? 間違いなく、俺負けるけど……スーパーだよ。ご飯ないし」



「本当ですか……?」



 俺、こんな疑われるの初めてで本当に泣きそうでござる。誰か俺の涙を拭いてくれ。



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