
俺氏、捨て子を拾いました
第2章 もはや非日常
萌え死んで、一回天界を見てきて復活しました辰海です。
ふたばちゃんが俺がボーッとしていたので心配そうな顔をして覗きこんでいたので、また天界へと旅立ちそうだったのをなんとか抑え込んでいます。
「……辰海さんがせっかくお掃除してくださったので入ってもいいですか……?」
「もちろんいいよ。ゆっくり入ってね」
いやはや、掃除する理由なんてこの際どうでもいい、逃げたからじゃない。ふたばちゃんにスッキリしてもらうためだ。だから、俺の体は勝手に動いたんだ。
「でも、辰海さんも入られますよね? 水道代勿体無いです」
「いいよいいよ、俺。いつもシャワーだしさ……」
「尚更良くないじゃないですか!! 湯船に水を入れたのならば100まで数えて上がるべしですよ!!」
武士道みたいね。素敵だと思うよ。
「あ! それじゃあ一緒に入りましょうか!?」
その時、俺の頭に雷が落ちたのは言うまでもない。
なに? 今なんて? 一緒に? お風呂? 俺と? ふたばちゃんと? お風呂?
え? え? え?
「まあ冗談なわけですが」
ふたばちゃん……その冗談はさ……童貞にするような冗談じゃ……ないよ……
