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俺氏、捨て子を拾いました

第3章 貴様のぱんつは何色だ?




「あれれ……」



 緊急事態発生です緊急事態発生です。
 道が分からなくなりました。



 辺りを見回してみてもさっきこんなところ通ったかな? という見に覚えのない場所で、私は戸惑いを隠せません。



「真っ直ぐでしたっけ……? いや、右な気もするし……」



 うぐぅ……分からないです……未開の地です……樹海ですぅ……



 私はふと目を横にやると何かよくわからない立派な木が目につきました。



「……木……あ、そうだ!!」



 私は閃きました。発明家もびっくりの名案です。私は発明家になれるかもしれないです。



 私は急いで木の下に向かい、地面を見ました。ありますあります。私の求めていたものが……



「じゃじゃーん!! ひのきのぼうです!!」



 これを縦に置いて、倒れた方向に目的地があるはずです。我ながら完璧な算段です。



「いざ!!」



 ひのきのぼうを立てるとゆっくりと倒れる。そしてそのひのきのぼうが倒れた方向は……




「後ろ……」












「それはないです!! もう一回です!!」






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