センチメンタルメモリー
第3章 都会の夜
……………
「ふぅ…」
あれから盛り上がって3発も中に出した。
酔いも冷めて二人とも冷静になる。
「出しすぎってか、激しすぎ」
ベットの上で私はタバコに火をzippoで付けた。
肺の奥まで吸い込み一気に吐き出す。
「うるせえ、タダで住ませてやるんだから身体ぐらい差し出せよ」
直哉も隣でタバコを吸い笑っている。
そうだね、そうだ。
「ははっそうだね」
ポロリと涙が落ちた。
結局、私は汚いけど直哉が心の頼りだったけど、結局は身体なんだ。
「結局は身体なんだよね」
「お前はないてるほうが良い」
ないている?どっちの"なく"なのよ。
「どっちなのよ…」
私はそっと直哉に抱きついた。
直哉も優しく私を抱き締めてくれた。
「泣きたい時は泣けばいい」
その言葉が聞こえて涙がとめどなく溢れた。