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腹黒ドS王子の愛する人

第11章 告白

「入って。」



「お邪魔します....」




声、震える.....





「ココアでいい?」


「あ、うん。」








適当に座って、と西条がキッチンへ入っていく。





久しぶりに見るあの白いソファに腰掛けて西条を待つ。







この前より全然緊張する。







「ふぅ......」




逃げるな俺。






少ししてから西条が二つのマグカップを持ってきた。




その手には俺が泊まりにきた時用にと西条が買ってくれた俺専用のマグカップが握られていた。



とっておいてくれたんだ....




「ふっ、やっぱ、そのソファに座るんだな。」




「わ、悪いかよ。」




いいや、と言って俺の前に西条がコップを置く。

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