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腹黒ドS王子の愛する人

第12章 両想い











「もうだめ.....」




「めちゃくちゃヤったからな。」




湯船の中で西条にもたれかかる。





腰痛い、つかれた。




ベタベタになった身体を洗うため今俺たちは一緒に風呂に入っている。





「風呂上がったら寝るか。」



「うん.....」




最近眠れなかったこともあってさすがに辛い。





「そうだ葵。」


「ん?」



「俺のこと、終夜って呼んで?」




不意な頼みに顔が赤くなる。





「はっ!?」



「お願い。」




そう言って西条は後ろから俺を抱きしめる。





なんか、兄ちゃんがこの前言ってたことがわかる気がする。






-結局好きになったら負けなんだよ。-






本当にその通りだ。

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