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腹黒ドS王子の愛する人

第22章 秘書の恋人






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「秋夜ぁぁぁぁ!!」



「きもい、離せ。」






幼馴染である西条秋夜に飛びつけばいつものようにきもいと一蹴される。






「秋夜ひどい.....」



「だまれ。」







そう言って淡々と仕事をする秋夜を見て昨日の出来事を教えるか迷う。






:俺に柔道教えてください!:








悪い子ではないと思うけど.....







まぁ、もう会うこともないだろうしいいだろう。







「聡は今日道場いくんだろ?」


「あぁ、またあのくされ師匠俺のことこき使ってよー....」


「今日は午前出勤だからな。」



「でもめんどくせー!」








秋夜は俺を専属秘書にしたことで俺が柔道と空手をやめたと思ってる。

だから俺から柔道と空手を奪ったと負い目を感じて、なるべく道場に顔を出せるように考えてくれるのだ。





もちろん秋夜のせいでやめたんじゃない。

それを何度言っても秋夜は気にするんだから、そういうとこが根のいいやつなんだろうな。



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