
腹黒ドS王子の愛する人
第1章 第一章
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「散らかってますけど、どうぞ。」
結局遠慮する西条さんを無理矢理説得して家に連れてきた。
他人を上げるのは久々だからなんか緊張してしまう。
「何かリクエストとかありますか。」
俺はこれでも料理学校に通っていてそこでは成績トップだった。とりあえず材料は一式あるしよほど特殊でなければなんでも作れるだろう。
シェフの道は家庭の事情で諦めてしまったが人のために料理をするのはいつでもいいものである。
「じゃぁ、オムライス。」
その外見に似合わない可愛いリクエストに思わず笑ってしまった。
