
密ばち
第16章 番外編~トイレでの火花~
啓二は少し考えて口を開けた。
「弥月ちゃん、先輩からも狙われてるぜ」
「あ~、そりゃ一人はいるだろうな」
「だから!ちげえよ!偶然弥月ちゃんのアルバイト先の蕎麦屋に行ったんだけど。そこのズバ抜けてイケメンな男と弥月ちゃんが仲良くしてるの見たし。」
「………アルバイト先…?」
恭介は思い当たる人物を暫く考えた。
(……あいつか…?)
そう言えば、弥月の部屋の隣にいる男。
弥月から話は何度も聞いているが、同じアルバイト先だったことに気がつく。
「なるほどな……」
何か考え込んでいる恭介を見ながら、啓二は言った。
「今日お前と話して、悪い奴じゃねえってことは分かった。ノリもよさそうだしな!だからお前と正々堂々と戦うぜ。……弥月ちゃんは諦めねぇから。」
そう告げると、廊下に消えていった。
「……どいつもこいつも……」
さらなる敵が増えそうな予感がし、一人ため息を吐く恭介であった。
「弥月ちゃん、先輩からも狙われてるぜ」
「あ~、そりゃ一人はいるだろうな」
「だから!ちげえよ!偶然弥月ちゃんのアルバイト先の蕎麦屋に行ったんだけど。そこのズバ抜けてイケメンな男と弥月ちゃんが仲良くしてるの見たし。」
「………アルバイト先…?」
恭介は思い当たる人物を暫く考えた。
(……あいつか…?)
そう言えば、弥月の部屋の隣にいる男。
弥月から話は何度も聞いているが、同じアルバイト先だったことに気がつく。
「なるほどな……」
何か考え込んでいる恭介を見ながら、啓二は言った。
「今日お前と話して、悪い奴じゃねえってことは分かった。ノリもよさそうだしな!だからお前と正々堂々と戦うぜ。……弥月ちゃんは諦めねぇから。」
そう告げると、廊下に消えていった。
「……どいつもこいつも……」
さらなる敵が増えそうな予感がし、一人ため息を吐く恭介であった。
