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ごめん、、、、、好き。

第1章 いわち

神宮寺へ。

僕と君が、初めてあったのは、2年前のちょうど今日だね。
君は転校生で、僕の隣の席に来たんだよね。
転校してきてすぐ、君は学校の人気者になってたね。
さすがだなあって、思ってたの、覚えてる。
僕はその時学年の人たちにいじめられてたんだよね。
転校してきてすぐなのに、屋上にきて、助けてくれたよね。
助け出してくれたすぐ後に差し伸べてくれた手、感触を今でも思い出せるよ。
その時、君の顔がまぶしすぎて直視できなかったのも、覚えてる。
それから僕たちはいつも一緒で、何かあるといつも助けてくれたよね。
助けてもらってばっかりで、何も返せず、ごめんね。

弱くてごめん。
もう無理。
君がいてくれたからこの2年間、生きてこられた。
君みたいに強くなろうって。
君みたいなかっこいい男になろって。
頑張ってたんだけど。
無理だったみたい。
今まで支えてくれて、こんな僕に付き合ってくれて、ありがとう。

ごめん。
気持ちも伝えずに逃げるのって、卑怯だよね。
そう思われても仕方がない。
でも、これだけ。
すき。

付き合わせてごめん。
よくしてくれてありがとう。
すき。





岩橋玄樹

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