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それを聞いて考えるトウコ先輩のお母さん

｢中学の変更は…

純粋に"昔に戻りたい"
そう言ってました

多分、アツシ君、タケル君とまた一緒に学校生活を送りたい
ただ…それだけだったと思います

新しい地区の学校に馴染めなかったようで
６年生の時に登校拒否になって
心を閉ざしてしまって…｣

当時を思い出したのか苦悶の表情

｢中学は…

とにかく学校にちゃんと行けるなら…私はどこでも良かったんです…｣

悲しそうに話すお母さん

｢最初は学校に通うことが出来るようになっただけで嬉しかったんです

去年の夏…くらいでしょうか

人の気持ちって変わるんだねって
今まで見た事のない無表情で
心配してなにかあったのか聞いても答えてくれず…

その直後に、私が病気になってしまって…
入院して、緊急手術
あちこち悪い所が見つかって
入院退院繰り返したので

あの子…最近、顔を見せにも来なくなってしまったんです…｣

さみしそうな顔…