光
第18章 反撃
「そろそろカナエちゃんのお父さん仕事終わる頃かな?
自宅は危険だから…
帰らないほうがいい
壁に落書きしたバカがいたりして最悪なんだ
すぐに業者に頼んだけど
明日にならないとこないし…
お父さんに電話して
僕の家に来るように言ってくれる?」
落書き…
お母さん…怖かっただろうな…
「わかりました」
そんな危ない所にお父さんが行って巻き込まれたらなんて…想像するだけで恐ろしい…
私はすぐに電話した
ユウト先輩が先に色々と私の両親と話し合いしてたみたい
すぐに事態を把握してくれた
「カナエは大丈夫か?」
お父さん…ずっとずっと心配してくれてるんだ
「大丈夫だよ…気をつけて帰ってきて?」
早く顔を見せて安心させたい
そんな気持ちでいっぱいになる
電話を切るとユウト先輩の家にちょうどついたところだった
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