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友恋

第5章 Midnight face






「…なのに、タク自身のソレは私に挿れてくれないのね。」




女は汗ばんだ身体をゆっくりと起こす。






「私はいつだってあなたが欲しいのに。」





女は彼の首に腕を回す。


2人の鼓動が重なる。





「ごめん、ミユキさん。」



彼はゆっくりと女の身体を離す。






「俺はただ、女が女になるときの顔を見たいだけだから。」





彼はそう言うと、ベッドから立ち上がった。






「タク…」



「女の顔を見せてくれるなら、また呼んで。」



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