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甘く、苦く

第8章 櫻葉【二人だけの秘密】session 1

櫻井side
「しょうちゃーん!!」
雅紀が犬みたいな笑顔で抱きついてきた。

「わぁっ、どうしたの?」
すると、今度はうるうるした瞳で見つめてきて.....
「ニノがね.....頭をはたくんだよ!!」

すると、それそれを聞いていたニノが
「うるさいですっ!」
とま雅紀の頭をはたいた。

「あたっ!!こいつぅーー!」
雅紀がニノを追いかけ回す。
そのうちに.....

「こらあっ!二人ともっ!!けんかするなぁ!!」
と松潤が二人を仲直りさせた。
「ダメだよー...ふわぁぁぁ 」
リーダーが眠たそうに怒っている。

こんなほんわかした空気が好きなんだよなぁ。

「しょうちゃんっ!今日さしょうちゃんちいきたいっ!!」
俺は雅紀の上目遣いに弱くて....

ついつい、甘やかしてしまう。
「ん......いいよ?行こっか?じゃあみんなばいばーい!」
「「「じゃあねー!!!」」」


テレビ局をでるなり雅紀がだきついてきた。
「しょうちゃん.....俺怒られたぁっ!!」
雅紀が泣きそうな声で言う。

「えー?でもさニノと仲直りしてたでしょ?
だからいいじゃん。」
それじゃダメなのっ!!と雅紀が言う。



車に乗り込む。
雅紀は後ろに乗った。


車を走らせるとすぐに雅紀は寝てしまった。
かわいい。

口がぱかっとあいている。

無防備過ぎんだろ.......
車で襲うのはダメダメ.....

って自分に言い聞かせてたけどやっぱり我慢できなくて....

人通りが少ないところに車を止めて
雅紀が寝ている後ろの席に俺は乗り込んだ。

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