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甘く、苦く

第13章 モデルズ【美味しそうなモチ】

松本side
翔ったら、他のメンバーと絡んでばっかり……

そりゃ、俺は昨日会いにいったから、そこまで
絡む必要はないけど……

でもさ?
一応、恋人なんだから
常に一緒にいたいもん。

「潤~、みんなとお話ししてきたぁ!」

にこっと笑う、笑顔が天使の翔。

「そっか、よかったね。」

俺は翔の頭を撫でた。

「えへへ~、潤、大好き~♪」
「ちょっと、しょーちゃぁん、ここ楽屋だよぉ?」

雅紀がにやにやしながら言ってる。

「いーの!相葉くんは見てればぁ?」

翔が俺に抱きついてきた。

「しょーちゃん!しょーちゃん!」

リーダーがわささっと寄ってきて、
スマホを翔に見せた。

「ふははっ!
なぁにこれぇ!!」
「俺にも見せてっ!!」

雅紀もわささっと寄ってきた。

すると、翔は俺から離れて
他のメンバーの所に行っちゃった。


もう。

あんまりやかせんなよ?

怒るよ?


「潤~見てみてー!」
翔が差し出したのは俺の寝顔。

「はあっ?!リーダーいつの間にっ?!」
「昨日の、午後~!」

にへらっと笑うリーダー。

……ったく……

翔は一通り笑ったあと、
ニノと絡んでる。

「ちょっ!しょーさん、今いい所なんです!
邪魔しないでくださいーー!!」
「えー?いいじゃん、いいじゃん!
見せてよ~!」

なんかさ、ニノとの密着距離、近くない……?

ま、いつものコトだから……
しょーがないけどね?


「翔っ!」

俺が翔を呼ぶと、翔が俺の方にてててーって走ってきた。

「潤~?」

翔が俺のとなりにぽすっと座った。

「ね、大好き。
あんまりやかせないで?」
「ふふ、俺、潤の美味しそうなもち、食べたいなぁ~」

翔はそう言って、またニノの方へ戻っていってしまった。


もう、どれだけやかせんの?

俺は少し諦めながらもニノと翔の近くにいった。

これが、俺たちの日常。



ー終わりー

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