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僕達の日常

第1章 ~プロローグ~

人は誰しも、秘密の1つや2つは持っていると思う。

僕もそうだ。

一部の人にしか打ち明けることが出来ない秘密、誰にも言えずに自分の中に閉じ込めてる秘密。

僕の場合は、2つの間ぐらいだ。

僕の秘密って言うより、僕と母親の秘密って言うより僕達家族の秘密の方が正しい。

僕達家族の秘密が知られたら、きっとまた周囲の人達は離れていくに決まっている。

最初に仲良くなっても、秘密を知ったらその関係も終わる…。

そろそろ、物語の開幕する時間だな。

◇黒井家・秋葉の部屋◇

「よし!」

僕は、鞄を持って部屋を出て階段を下りた。

◇黒井家・玄関◇

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