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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

相葉視点

「えーそうかな?」

 (ソコに食いつくのお二人さん)


「だってシャクは決まってるんだから…」


 (いつも俺のVないじゃん!)


「嵐のコンサートの裏側なら、俺の所バッサリ候補でしょ?」

 いつものように、とぼけながら話をしている俺。


 (自分で言っても、凹むわーー)



S「だから、自分で言うなよ…そう言うこと…」
 翔ちゃんが’はぁ’とため息をつく。


(もう、せっかく面白い方に向いたのに、ため息ダメ!)


「いいの。いいの。
 アイテムとかは放送に乗せたら特定の商品の宣伝になるんでしょ?」
 

S「確かに…そうだけど…」


「CDとかさ!お店で買えるものはドンドン宣伝するけど、
 グッズとかはさあんまり紹介できないじゃん!
 せっかくの密着なんだから、映像に取ってほしいじゃん!!」


 翔ちゃんは、『そうだけど』から何も言わなくなった。


(あーなんで、こんなに必死なんだろう…俺……それより…)


M「・・・・・・・」
 視界のギリギリで見える松潤の横顔。


(何も言わずにこっちを見ている松潤の視線が痛い…)


 車の中で、クーラーも効いているのに、踊ってもいないのに、背中に汗を感じる。


「ほら!いい絵があったら、ちょいハメしてくれたらいいからさ!」

 ひゃひゃ!と思いっきり楽しそうに笑いながら言った。


(絶対、睨まれてる…後が怖いよ)





N「映像に残っていれば、いつか…日の目に出ますよ…」
 窓の外を見ながら、小さい声でニノが言う。


(カズ?起きてるの?)

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